「New Rockのブーツを履いてみたいけれど、履き始めは痛くないのか不安」
「本革って硬そうだし、歩きづらいんじゃ…?」
そんな不安を抱えている方に向けて、今回は実際の“履き下ろし”体験談をもとに、New Rockの厚底ブーツがどのように足に馴染んでいくのかを丁寧にご紹介します。
履き始めの印象:やはり硬さはある
筆者が履き始めたのは、New Rockの代表作 M-106-S29(METALLICコレクション)。
届いて箱を開けた瞬間から、ズシリとした存在感に圧倒されます。
初日は30分程度の着用。正直な感想は、
「重厚でかっこいいけれど、足首のホールドが強くて硬い」。
特に、履き口まわりと甲の部分に、若干の圧迫感を感じました。
しかしそれは、“本革だからこそ”の初期状態でもあります。
2日目以降:革が少しずつ足の動きに追従し始める
2回目の着用では、1時間ほどの外出へ。
まだ若干の圧迫感はあるものの、歩き始めて10分ほどで、革が体温と動きに応じて柔らかくなってくる感覚を得ました。
特に実感したのは、
- 足首の曲がりがスムーズになってきた
- ソールが硬すぎず、足裏の着地感が安定してきた
- 靴擦れの気配はなし(厚手の靴下を着用)
このあたりから、「あ、これは履けば履くほど“自分の靴”になるな」という確信が持てました。
1週間後:革が“足の形”を記憶し始める
5〜6回ほど短時間の着用を繰り返した後、ついに1日中履きっぱなしに挑戦。
結果――
「まるで自分専用に作られたブーツのように、自然に足に馴染んでいる」
本革ならではの経年変化が始まり、アッパーのシワや足首の可動域が完全に自分の動きに合ってくる感覚があります。
New Rockのブーツは、まさに**“育てる靴”**だと実感しました。
馴染ませるために意識したこと
- 靴下は厚手のものを使用(最初の数回は特に重要)
- 短時間の着用を複数回に分けて行う(いきなり丸一日は避ける)
- インソールは最初は使わず、フィット感を優先
- 保湿クリームなどはまだ使わず、自然な革の変化を優先
革が馴染むまでは個人差がありますが、3回目から快適になってきたという声が多いです。
本革ブーツを“履く”という贅沢
New Rockの本革モデルは、初めから足にフィットする靴ではありません。
むしろ、“フィットさせていく過程そのものが、所有する楽しさ”でもあります。
厚底ブーツにありがちな「履き心地への不安」は、正しく履き慣らすことで解消できます。
そして、馴染んだ頃にはもう、他のブーツでは物足りなくなっているはずです。
まとめ|New Rockは“育つブーツ”である
New Rockの本革モデルは、時間をかけて足に馴染み、
やがて“自分だけの一足”へと変化していきます。
最初の数日は多少の硬さや重さを感じるかもしれません。
でもそれは、このブーツが本気で作られた本革製品である証。
足元から生まれる一体感。歩くたびに育つ革。
New Rockを履くということは、「ただ身につける」のではなく、「関係を築いていくこと」なのです。